相対湿度と絶対湿度

湿度とは、空気中に含まれる水蒸気の量を表す尺度です。一般的に単に湿度というときは「相対湿度」のことを指し、ある湿り空気の水蒸気分圧と、その湿り空気における飽和空気の水蒸気分圧の比を単位「%」で表します(相対湿度の英語表記「relative humidity」の頭文字を添えて、「%RH」と表記する場合もあります)。

相対湿度の求め方

このほかの湿度の表し方に「絶対湿度」があります。絶対湿度は、湿り空気に含まれる水蒸気の質量を指し、乾き空気1kgに対する量として、単位「kg/kg」で表します。

絶対湿度の求め方

以上のことを踏まえて、ある湿り空気(温度16.4℃、湿度33%、絶対湿度0.0038kg/kg)を冷やした場合と暖めた場合の空気の状態変化を見てみると、以下のようになります。

絶対湿度の量は、温度が上がっても下がっても変わらない

図のように空気を冷やしても温めても、一定の空気量における絶対湿度の質量は変わりません。そのため、空気が収縮すれば少ない水蒸気量で飽和状態となり、空気が膨張すれば飽和状態にするには水蒸気量を増やす必要があります。

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