蒸気式加湿器
種類として
・電力を利用して蒸気を発生させる「蒸気発生器」
・ボイラから供給される蒸気を直接噴霧する「一次蒸気スプレー」
・ボイラなどから供給される蒸気を熱源に、二次的に加湿専用蒸気を発生させる「二次蒸気スプレー」に分類されます。
【機種】電極式蒸気加湿器、電熱式蒸気加湿器、間接蒸気式加湿器、立体拡散蒸気噴霧装置、減圧機構付蒸気噴霧装置
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電極式蒸気加湿器
SECタイプウエットマスター電極式蒸気加湿器SECタイプは、ドイツ・スツルツ社との提携により商品化した加湿器です。水中の電極に交流電流を流すことでジュール熱の原理により水自体を発熱体として蒸気を発生するもので、ヒータを使用するパン型や電熱式とは異なり電極は発熱しません。 運転はすべてマイクロプロセッサによりコントロールされ、水処理不要で清浄な蒸気が得られます。蒸気噴霧管を使用する空調機器組込型と蒸気ブロアを使用する室内直接噴霧型の2種類を用意しており、一般空調から産業空調まで、幅広い用途にご使用いただけます。
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電熱式蒸気加湿器
SJBタイプ電熱式蒸気加湿器はヒータの発熱により水を加熱し、加湿蒸気を発生させるもので、制御性・清浄度に定評のある蒸気式加湿器です。蒸気発生までの立ち上がり時間短縮と要求信号に対する蒸気発生量の追従性をポイントに開発したもので、外気処理空調機などの露点温度制御においても優れた制御特性を発揮します。また、工場空調・クリーンルーム・恒温恒湿施設など、特に精密な湿度制御に対応するよう開発されました。 蒸気噴霧管を使用する空調機器組込型と蒸気ブロアを使用する室内直接噴霧型の2種類を用意しております。
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間接蒸気式加湿器
SHEタイプ間接蒸気式加湿器は、病院、工場、地域冷暖房(DHC)など、高圧蒸気の供給を受けられる空調設備に使用する加湿器です。ボイラなどからの供給蒸気(一次蒸気)により加湿器加熱タンク内の水を加熱し、間接的に加湿蒸気(二次蒸気)を発生させるもので、従来の一次蒸気の噴霧による加湿とは異なり、蒸気~蒸気の熱交換により配管中の汚れや不純物を含まないクリーンな加湿が得られます。
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立体拡散蒸気噴霧装置
「スチームブレンダー」 スチームブレンダー/SBAタイプ立体拡散蒸気噴霧装置は、全外気空調や外気冷房など、低温空気への蒸気加湿に対応する空調機器組込用・ダクト接続用蒸気加湿ユニットの蒸気噴霧装置です。当社では長年にわたる加湿の技術と経験を生かして、新機軸の蒸気噴霧装置の開発に着手、現場の問題点を解析しながら試験研究を重ね、さらにその性能を検証、独自の「立体拡散蒸気噴霧装置」として商品化いたしました。12℃から20℃といった低温域においても、噴霧蒸気の「凝縮・露つき」を回避し、確実な加湿をご提供します。
スチームブレンダーは、蒸気噴霧管とこれに対向するボックスディフューザ、蒸気ホースを接続する分岐ヘッダ、装置全体を支持するケーシングから構成されています。装置自体は空調機コイル下流側に設置し、供給蒸気を拡散噴霧します。- 現行販売製品
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蒸気加湿ユニット
SDCタイプダクト内での蒸気噴霧では、「噴霧管からの凝縮水飛散」、「ダクト内での再凝縮、結露」などにより、漏水事故に繋がる事例もあり、リスク回避のためドレンパンの設置や水抜きなどの配慮が必要となります。 こうした背景のもと、ドレン処理などの煩雑な設計施工の簡略化と責任区分を明確化する製品として、蒸気噴霧管をチャンバに収めた「蒸気加湿ユニット」を新たに定型化し、ラインナップいたしました。
予めチャンバボックスに蒸気噴霧管、ドレンパン、エリミネータが組み込まれていますので設計施工を簡略化します。- 現行販売製品
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減圧機構付蒸気噴霧装置
「ハイスチーマー」 ハイスチーマー/SGタイプハイスチーマーは、ボイラより供給される生蒸気を独自のドライチャンバー(減圧機構)により減圧し、マニホールド孔から気流中に噴霧、加湿を行う減圧機構付蒸気噴霧装置です。市販のコントロールシステムとの組み合わせにより、加湿効率が高く制御性に優れた加湿を行うことができます。用途も広く、空調機をはじめパッケージエアコンおよびダクト内の加湿など、各種空調分野において広くご使用いただけます。
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全自動軟水器
WSDタイプWSDタイプは、電熱式・間接蒸気式加湿器に対応する全自動軟水器です。軟水器を使用することで水の中の硬度成分をイオン交換により除去し、加湿器タンク内やヒータ、加熱コイルなどの熱伝導部分へのスケール固着を防ぎ、メンテナンスの手間を大幅に削減できます。特に加湿器を常時稼働する、または停止できない場合には軟水器が必需品となります。※電極式蒸気加湿器には使用できません
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