研究開発

研究・開発に資源を注ぎ、時代に先駆けた数多くの新製品を開発しています。

ウエットマスターは創業当時から自社工場を持たないファブレス型メーカーです。その分、研究や開発に資源を注ぐため、2007年1月にテクニカルセンターを開設し、研究開発・製品開発・製品検証の拠点としています。

テクニカルセンター ※建替え工事中

保健空調はもとより、産業空調にいたる様々な加湿のご要望にお応えできるように、空調機組込試験室・試験用ダクト・多目的試験室・環境試験室、ライフテストスペースや試作工作室を設備しています。

テクニカルセンター

空調機組込試験室

試験用空調機と一体化した試験室。片側面は透明アクリル板で運転状態を目視確認できます。

空調機組込試験室1

空調機組込試験室2

試験用ダクト

分割も可能な3連結の試験用ダクト。片側面は透明アクリル板で蒸気加湿などの流れを目視確認できます。

試験用ダクト1

試験用ダクト2

多目的試験室

試験体は床置・天吊・ダクト接続など自在に対応し、多目的に使用できる大型試験室です。

多目的試験室

空調制御盤

監視・操作・制御・表示・計測・記録など諸機能を有する集中制御盤です。

空調制御盤

環境試験室

単独で空調機を装備、一般的な環境試験のほか、室内に設置した試験体に試験用空調機からのダクトを接続することができます。

環境試験室

セミナールーム

加湿器などの運転状態の見学とあわせたセミナーなどで使用されます。

セミナールーム

開発ストーリー

現場の問題点を解析しながらテクニカルセンターで試験・研究を重ね、新たな製品を生み出しています。

個別分散空調にベストマッチ「てんまい加湿器」

個別分散空調が普及。加湿はどうする?

1982年、ビル用マルチエアコンが発売され、その省エネルギー性や快適性から個別分散空調が広く普及し、現在では空調方式の主流となっています。その一方、コンパクトなビル用マルチエアコンに組み込む加湿器は、「スペース上の制約により十分な能力が確保できない、しかも暖房運転時しか加湿されない」など、当時この問題を解決する加湿器がありませんでした。
これらの個別分散空調における加湿の問題を解決するため、エアコンとは別に天井に取り付け、単独で室内に直接加湿する「てんまい加湿器」を開発し、1986年に販売を開始いたしました。「てんまい加湿器」の単独運転・室内直接加湿の新しいコンセプトは高く評価され、急速に普及。今や加湿器の代名詞となるまでに成長し、ご好評を頂いています。 発売以来30年以上を経過した現在、空調方式や建物の進化にあわせ、改良を重ねた「てんまい加湿器」は8代目となり、なおも導入数は拡大し続けています。

初代の「てんまい加湿器」WM-VCA1500

▲初代の「てんまい加湿器」WM-VCA1500

8代目となる「てんまい加湿器」WM-VCJ2200。

▲8代目となる「てんまい加湿器」WM-VCJ2200。
能力アップ、衛生面への配慮、高機能化が図られています。

立体拡散蒸気噴霧装置/スチームブレンダー

蒸気加湿なら…

「噴霧した蒸気は、すべて空気に溶け込むから大丈夫…?」
「加湿量(噴霧量)を満足していれば加湿不足は起こらない…?」

これは俗に「蒸気神話」と呼ばれるもので、現在でも同様の話をしばしば耳にすることがあります。
なぜ「蒸気神話」が囁かれるようになったのか。
40数年前の空調は、ボイラ蒸気(生蒸気)噴霧による加湿が主流でした。その当時に発売された高圧スプレー式加湿器は、「蒸気源(ボイラ)が不要」、「蒸気配管が不要」、「安価」など、ボイラ蒸気噴霧以外の新しい加湿方式として広く普及。しかし、水加湿である高圧スプレー式加湿器と蒸気噴霧の「加湿のしやすさ」を比べると大きな差があったことや、高圧スプレー式加湿器の採用時に適切な選定が行われなかったなどの理由により加湿不足の問題が生じたことが、当時の定説として「蒸気神話」に繋がったものと考えられます。

蒸気といえども冷やされれば再凝縮

前述のとおり蒸気噴霧が加湿しやすいことは一般的に知られるところですが、あまり知られていないのが「全外気空調や外気冷房など、12℃から20℃といった低温空気への蒸気加湿の場合、噴霧した蒸気が空気中に溶け込みにくくなり、送風機やダクト内で凝縮・露付し障害を引き起こす」という現象です。
これらに対し、当社では長年にわたる加湿の技術と経験を生かし、新機軸の蒸気噴霧装置の開発に着手。現場の問題点を解析しながら試験研究を重ね、さらにその性能を検証し、独自の「立体拡散蒸気噴霧装置/スチームブレンダー」として商品化。一般噴霧管からスチームブレンダーへ改修したお客様からは、「一般噴霧管の時は噴霧した蒸気が低温の空気により凝縮するため必要以上に多くの蒸気噴霧が必要だったが、スチームブレンダーに改修してからは蒸気噴霧量減少による省エネに繋がった。機外漏水の心配も無くなった」と高い評価をいただいています。
現在では設計者の方からも「この空気条件だとウエットマスターのスチームブレンダーでないと無理」とのご指定をいただくまでになり、ニッチな分野でもお客様の問題解決に取り組んでいます。

一般蒸気噴霧管の噴霧状態。再凝縮による露付が問題に。

▲一般蒸気噴霧管の噴霧状態。再凝縮による露付が問題に。

一般噴霧管による蒸気加湿。1.5mを過ぎても白い蒸気が目視できる状態(撮影:テクニカルセンター試験施設)。

▲一般噴霧管による蒸気加湿。1.5mを過ぎても白い蒸気が目視できる状態(撮影:テクニカルセンター試験施設)。

スチームブレンダーによる蒸気加湿。噴霧後すぐに蒸気は空気に溶け込んでいます(撮影:テクニカルセンター試験施設)。

▲スチームブレンダーによる蒸気加湿。噴霧後すぐに蒸気は空気に溶け込んでいます(撮影:テクニカルセンター試験施設)。

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