滴下浸透気化式加湿器
VDD-Fタイプ
製品 機能・特長
- 床置型
- 大容量
- 室内直接加湿
- 気化冷却効果
VDD-Fタイプは、ケーシング内に加湿モジュール、給水ヘッダ、ドレンパン、ファン、エアフィルタを組み込んだ室内直接加湿の床置型滴下浸透気化式加湿器です。 空気のもつ顕熱を水分の気化蒸発に利用するため消費電力が少なく、顕熱負荷の大きい室内では冷房負荷の軽減となり省エネルギーにつながります。また、構造がシンプルで機械的な故障が少なく、信頼性の高いことが特徴です。
滴下浸透気化式加湿器 VDD-Fタイプ ラインナップ
滴下浸透気化式加湿器 VDD-Fタイプ 主な機能と特長
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発熱の多い室内では気化冷却効果が省エネに貢献!
高湿度空気で確実に室内へ加湿します。機械・生産プロセス等の機器から発生する熱を水の気化蒸発に利用し、空調機の冷房負荷軽減に寄与します。
加湿のための特別な熱源を必要とせず、室内空気の熱を水の気化蒸発に利用します。
室内の床面に単独に設置して使用する気化式加湿器です。
室内の空気を吸い込み、加湿した空気を室内に送り出す直接加湿なので、空調機の冷暖運転や風量変動に左右されずに確実な加湿が得られます。単独運転の気化式としては大容量となる20~40kg/hの3型番を用意しています。1台で工場の広い空間をカバーします。
事例紹介
電子機器工場
空気の乾燥により静電気がおこると、生産機械の停止による生産効率の低下や、コンピュータの回路の故障や誤動作を引き起こします。そのため年間を通じ、安定した湿度環境が重要となります。加湿器は気化式加湿器、または蒸気式加湿器が多く採用されています。
製紙工場・印刷工場
紙は水分含有率に影響を受けて伸縮したり、乾燥時の摩擦などによって静電気が発生します。これらの問題を抑制するためには湿度管理が重要です。
加湿器は、室内直接加湿の超音波式や気化式加湿器が適していますが、印刷工場ではパウダー状の粉塵などが多く、加湿器の汚れに注意が必要です。高い清浄度を要する所では電極式などの蒸気式加湿器も採用されることもあります。
データセンター
データセンターでは、静電気による機器への障害の防止、精密機器の機能維持を目的に湿度調整がされています。
以前までは電極式などの蒸気式加湿器の採用が多くみられましたが、近年では気化冷却を利用した消費エネルギー削減を目的に気化式加湿器が採用される例が増えています。