滴下浸透気化式加湿器
VIB2700/5200タイプ
製品 機能・特長
- 単独運転
- ファン内蔵
- ダクト接続
- 天井隠蔽
- 水道管直接連結対応
- ヒューミディスタット機能付
VIBタイプは加湿器本体を天井内へ隠蔽設置し、ダクト接続した吸込口・吹出口より室内空気に直接加湿を行う気化式加湿器です。 マイナーチェンジにより加湿能力をアップし、標準加湿量2.7kg/hと5.2kg/hの2種類をラインナップ。単独運転加湿器なので、空調機の運転モード(冷房、暖房、送風)に左右されずに確実な湿度確保が可能です。
滴下浸透気化式加湿器 VIB2700/5200タイプ ラインナップ
標準仕様
VIB2700/VIB5200
標準加湿量2.7kg/hのVIB2700タイプ、5.2kg/hのVIB5200タイプの2種類をラインナップ。加湿器本体ケーシングに加湿モジュール、ファン、ドレンパンが組込まれたユニット型加湿器です。
加湿器本体ヒューミディスタット内蔵型
VIB2700A/VIB5200A
標準仕様の基本機能は維持し、加湿器本体にヒューミディスタットが内蔵された仕様です。現地計装工事が省力化され、ヒューミディスタットの別途手配が不要となります。
滴下浸透気化式加湿器 VIB2700/5200タイプ 主な機能と特長
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加湿器本体内にファンを内蔵!
加湿器本体にファンを内蔵しているため、従来、天井隠蔽ダクト接続にて単独加湿をする場合に必要だったラインファンを別途用意する必要がありません。
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意匠へ配慮した加湿器設置が可能!
VIBタイプは天井内設置のため、デザイン性の高いオフィスやホテル等のように天井面に空調機器類の露出が好ましくない場合にも有効です。
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標準仕様で水道管直接連結に対応!
標準仕様で「水道管直接連結」に対応。第三者機関認証登録品ですので、直結給水方式での加湿器検討をさらに簡便化しました。
標準加湿能力は2.7kg/h、5.2kg/hの異なる型番をラインナップ。部屋の大きさや用途、後に想定されるレイアウト変更等に応じた型番の選定が可能です。
ドレン排水用ポンプを標準搭載しているため、設計時のドレン排水検討の簡略化や施工作業を軽減します。
二連電磁弁を採用し、給水システムの安全性に配慮しています。
強運転時の運転音は、VIB2700タイプ:36dB(A)、VIB5200タイプ:38dB(A)と静かな運転音のため、応接室や小会議室などにもご採用いただけます。
※無響室に設置した加湿器本体の真下1.5mで計測した騒音レベル(A特性)です。設置環境によっては仕様値より高くなります。メンテナンス時に開閉を行う点検扉、プレフィルタ取出口は工具レスで開閉できます。これにより、加湿器は天井内設置ですが、手順の簡素化によってメンテナンスの主要作業となる加湿モジュールとフィルタの取り出しが容易に行えます。
定時乾燥機能の搭載により臭気などの発生を予防し、衛生的にご使用いただけます。
オプション仕様にヒューミディスタットをリモコンスイッチに搭載した「ヒューミ付リモコン」、ヒューミディスタットを加湿器本体に搭載した「加湿器本体内ヒューミディスタット内蔵型」を用意しています。
VIBタイプの使用例
天井内設置 室内循環での単独加湿
全熱交換器、エアコン等の空調機への組込加湿は行わず、加湿はVIBタイプで単独加湿を行います。全熱交換器組込加湿はその交換効率に影響を受け加湿能力は変ります。また、エアコン組込加湿はエアコンの運転モード(暖房、冷房、送風)に影響を受け加湿能力は変ります(その他の外気処理空調機組込加湿も同様です)。
上図のシステムのように加湿器を室内循環で単独運転すれば加湿器吸込空気はほぼ安定しているので、加湿器入口空気温度の大きな変化はなく、安定した加湿量が得られるため湿度管理しやすい方法と言えます。

天井内設置 天井チャンバ方式での単独加湿
室内循環と同様に天井内チャンバ方式での単独加湿も加湿器吸込空気はほぼ安定しているので、加湿器入口空気温度の大きな変化はなく安定した加湿量が得られ、湿度管理しやすい方法と言えます。

事例紹介
オフィス
近年加湿の重要性が浸透し、健康・美容の観点からオフィスへの加湿器導入の関心が高まっています。個別分散空調やセントラル空調など、各空調方式にあわせた加湿器が導入されており、近年ではほとんど気化式加湿器が採用されています。
ホテル
ホテルでは利用者やそこで働く人たちの健康と快適性を目的に加湿器が導入されています。
空調機器類の天井面への露出を嫌うデザイン性の高いホテルでは、天井内設置で確実に湿度を確保する単独加湿が有効です。
老人福祉施設
免疫力の弱い方が多く過ごす老人保健施設での加湿は重要です。適度な湿度を保つことで、インフルエンザや風邪の予防に役立っています。また自動給水により、日々の水タンクへ補給が不要となり、施設で働く方々の手間削減にも繋がっています。
加湿器は低消費電力の気化式加湿器が多く採用されています。
電子機器工場
空気の乾燥により静電気がおこると、生産機械の停止による生産効率の低下や、コンピュータの回路の故障や誤動作を引き起こします。そのため年間を通じ、安定した湿度環境が重要となります。加湿器は気化式加湿器、または蒸気式加湿器が多く採用されています。
データセンター
データセンターでは、静電気による機器への障害の防止、精密機器の機能維持を目的に湿度調整がされています。
以前までは電極式などの蒸気式加湿器の採用が多くみられましたが、近年では気化冷却を利用した消費エネルギー削減を目的に気化式加湿器が採用される例が増えています。
学校
子供たちが1日の大半を過ごす学習の場でも、快適な学習環境づくりにウエットマスターの加湿器が一役買っています。
建築物衛生法では、特定の条件下では室内の湿度が40~70%となるよう維持管理することが求められ、加湿器を導入する学校施設が近年増加しています。
加湿器は空調機の冷暖運転や風量変動に左右されず確実に加湿できる単独加湿器の気化式加湿器が多く採用されています。