減圧機構付蒸気噴霧装置
「ハイスチーマー」 SGタイプ
製品 機能・特長
- 機器組込
- 減圧機構付蒸気噴霧装置
- ハイスチーマー
ハイスチーマーは、ボイラより供給される生蒸気を独自のドライチャンバー(減圧機構)により減圧し、マニホールド孔から気流中に噴霧、加湿を行う減圧機構付蒸気噴霧装置です。市販のコントロールシステムとの組み合わせにより、加湿効率が高く制御性に優れた加湿を行うことができます。用途も広く、空調機をはじめパッケージエアコンおよびダクト内の加湿など、各種空調分野において広くご使用いただけます。
減圧機構付蒸気噴霧装置「ハイスチーマー」 SGタイプ ラインナップ
減圧機構付蒸気噴霧装置「ハイスチーマー」 SGタイプ 主な機能と特長
良質の乾燥蒸気を噴霧しますので、応答性に優れた湿度制御を行うことができます。特に比例式のコントロールシステムと組み合わせた場合、リニア特性を付加し高精度な湿度制御を行うことができます。
市販のコントロールシステムと組み合わせ、加湿量の大小に応じて広く選択することができます。
ドライチャンバー(減圧機構)の機能と構造・特徴
図のように供給される蒸気はドライチャンバーに入り、6段のダイアフラムで絞り膨張作用を繰り返しながら緩やかに圧力降下し、ほぼ大気圧に近い乾燥蒸気となってマニホールドから気流中に噴霧されます。
また、蒸気の一部は第1 ステージのダイアフラムからハウジングの外周に導かれて保温層を形成し、ダイアフラム内のドレンの凝縮を防ぎます。各ステージにおいては、圧力降下がほぼ一定となるようにスチームポートの設計がなされ、そのため使用圧力範囲においては、各ステージの出口圧力は一次側圧力の限界圧力に達することはありません。また、ドライチャンバーの上流側に位置する制御弁のわずかな動きがドライチャンバーの流量に敏感に影響し、制御弁のイコールパーセンテージ特性を助長します。
事例紹介
電子機器工場
空気の乾燥により静電気がおこると、生産機械の停止による生産効率の低下や、コンピュータの回路の故障や誤動作を引き起こします。そのため年間を通じ、安定した湿度環境が重要となります。加湿器は気化式加湿器、または蒸気式加湿器が多く採用されています。