滴下浸透気化式加湿器
「てんまい加湿器」 VCK1500タイプ
製品 機能・特長
- てんまい加湿器
- グリッド型システム天井・在来天井
- 単独運転
- 室内直接加湿
- Modbus-RTU対応
- 給水量・風量自動可変機能
- 水道管直接連結対応
てんまい加湿器VCKタイプはグリッド天井(600角・640角)/在来天井に対応する天埋カセット型の気化式加湿器です。室内の空気を吸い込み、加湿した高湿空気を室内に吹き出す室内直接加湿のため、空調方式や空調機の運転に左右されずに確実な加湿が行えます。VCKタイプでは、新たにModbus-RTUへの対応や自動運転機能の追加など様々な次世代機能を搭載しました。
滴下浸透気化式加湿器「てんまい加湿器」 VCK1500タイプ ラインナップ
滴下浸透気化式加湿器「てんまい加湿器」 VCK1500タイプ 主な機能と特長
-
Modbus-RTUに対応
ビル用計装が接続可能なオープン規格のプロトコル「Modbus-RTU」に対応しました。パソコンなどの制御機器から要求データを送信することで、加湿に関する様々な情報やエラー状態をリアルタイムに取得することができます。また、集中制御を行う場合は、リモコンスイッチなしで運転することも可能です。
-
2つの自動運転機能を搭載
「自動風量可変機能」と「自動給水量制御機能(特許出願中)」を搭載しました。加湿器本体内で必要風量を決定する風量無段階制御によって加湿能力の確保と騒音・ドラフトの軽減が両立可能になったほか、常に適切な給水量となるよう給水量を制御することでスケール析出抑制と節水効果も得ることができます。
-
標準仕様で水道管直接連結に対応
てんまい加湿器は給水装置の性能基準適合品(第三者認証登録品)ですので、水道管への直接連結が可能です。
従来モデル(WM-VCJ1501:強運転時)と比較し、消費電力は38%、給水量は80%になりました。高効率な省エネ運転を行います。
大幅な軽量化により、従来モデル(WM-VCJ1501)と比べ、質量をおよそ50%削減した約17kg(本体乾燥時)を実現。施工負担の軽減に寄与します。
LEDランプの搭載や多様な風量設定の追加で、リモコンスイッチの操作性が向上しました。
「ドレン排水用ポンプ」を本体内に標準で装備。現場での組み立て作業は不要です。
ドレンパン高水位検知、排水異常検知、漏水検知など、漏水防止対策は万全です。
室内空気に直接加湿するので、空調機の冷暖運転や風量変動に左右されず確実に加湿します。
加湿のための特別な熱源を必要とせず、室内の発熱・天井付近の無効な熱を水の気化蒸発に利用するので省エネになります。
能力線図

-
加湿能力線図読み取り例:吸込空気条件23℃・40%RH時の加湿能力1.5kg/h
-
加湿器吸込空気の温湿度に対する加湿能力(強運転、50/60Hz)を表します。
-
弱運転の能力は強運転に対し50/60Hzで約70%、急運転の能力は強運転に対し50/60Hzで約20%UPとなります。
-
室内空気の設計温湿度から1台あたりの加湿能力を読み取り、必要加湿量に応じた台数を選定してください。
なお、天井付近の空気温度は一般に呼吸線より1~3℃高くなりますのでこれを考慮して選定してください。
事例紹介
オフィス
近年加湿の重要性が浸透し、健康・美容の観点からオフィスへの加湿器導入の関心が高まっています。個別分散空調やセントラル空調など、各空調方式にあわせた加湿器が導入されており、近年ではほとんど気化式加湿器が採用されています。