ウエットマスターの開発は、ときに経営戦略室・技術本部・営業本部・保守サービス営業本部など各セクションからメンバーが集結した、プロジェクトチームによって推進されます。
設計企画が作成した設計図や仕様書をもとに試作品をつくります。例えば加湿能力を上げるためには、風を送り出すファンの形状から見直すこともあり、試作品はパーツを含め相当数に上ります。それらパーツの細部までチェックしながら、加湿器丸ごと1つの試作品を仕上げていきます。
素材段階も含め、試作品は全てテクニカルセンターで厳密に検証・試験を行います。業務用・産業用加湿器に欠かせない耐久性や能力持続性などの試験や50時間以上のライフテストが繰り返されます。また設置場所を想定した取付確認も行います。
試作品データをもとに量産化準備を始めます。製造に要する時間や生産コストなどをシミュレーション。
導き出した条件を満たす複数の協力会社に製品製造を委託します。そして委託会社に組立など技術指導を行い、生産ラインも定期的にチェック。製造現場の安定稼働をサポートしながら、ウエットマスター製品の生産を管理します。
ほとんどの現場で施工設置はサブコン(設備会社)や協力会社が行います。営業やサービス営業(メンテナンス部門)は現場に立ち合って、確認と必要に応じた技術指導を行います。また、何か不具合が起きた際は速やかに対応します。